海外での生活資金を稼ぐために、一時帰国をしている1ヶ月半の間、私はインターネットで見つけた歯科医院でアルバイトすることとなった。一日3時間、週4日という短時間ではあるものの、私のような短期間しか働けないものを雇ってくれるのだから文句は言えない。生活資金を稼ぐほど大金ではないけれど、日本で滞在している間も何かと入用になる。それに、日本にいる間に歯の治療もしなければならない。日本の健康保険に、現在加入していないため、費用は10割負担となる。もらえるお給料とは大違いだね。
歯科医院に行かなければならにのだが、費用がきになりしぶっていた。どうせなら、アルバイト先の先生に治療費がどれくらいかかるのか聞いてみることにした。先生はパソコンの画面にある、治療費のリストを見て目安を教えてくれた。やはり、10割負担は高い。しかし、歯の治療をせずに海外に戻り、歯が痛みだしたらとても嫌だ。お金をケチってつらい思いをするメリットはない。結局、アルバイト先の歯科医院で治療をしてもらうことにした。アルバイトの最終日、先生に治療費を支払おうとしたところ、「私からの餞別だから、お金はいらない。」と先生は言った。私は驚いた。たった1ヶ月半しか働いていないのに、なぜこれほど親切にしてくれたのか?短期間の日本滞在、そしてアルバイト、この時間、私は今までの長い人生のなかでも貴重な経験をさせてもらった。そう、人にやさしく、親切であることの大切さを学んだ。